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観測ノート2006
 
はっきり言って忘備録代わりに使っています。
あまりたいした内容は含まれていません。

 
 
2006
 
・12月31日
 大晦日の夜に予報されていたすばる食。「お年取り」の時間帯でもあったが、せっかく快晴となったので時刻測定は行わないまでも1時間おきにデジカメ+望遠レンズ(ズームリング位置300mm)でのインターバル撮影を試みた。
 18時から撮影開始。以後タイマーをかけながら飲み食い⇔撮影を繰り返し、22時までこれを続けた(下の写真は21時頃の撮影)。当然月は明るすぎて飛んでしまうが、移動していく様子はまあまあつかめるだろう。それにしてもやたらゴーストがきつい。後で編集する際に取り除こうかとも思うが、結構手間がかかりそう。
 
 
・12月15日
 修学旅行の引率で沖縄へ出張していたのだが、この晩だけ深夜になって雲が切れてきたため、ベランダ越しに1時間ほどふたご群を楽しむことにした。北天から天頂にかけての半分しか見えない中で視野内平均雲量6程度だったが、散在も含めて5〜6個の流星をみられたのでまずまずといったところ。観測と呼べるほどの記録もとっていないが、流星観測はかなり久しぶり(2003年夏以来か?)だったので結構新鮮だった。
 それにしても北極星や北斗七星・カシオペア座が低い。緯度で約10゜も南下すれば当然か。逆にふたご座などは文字通り天頂にあるため、見上げようとすると首が痛い。
 
 
・12月7日
 近くで観測できると踏んでいたXZ10949(7.5等)の接食は、天候不良により出発取りやめ。年内はあと1本北信方面を限界線が通るが、ちょっと見合わせと言うことになりそうか。
 
 
・11月9日
 6時過ぎに起床。昨日の観測で疲れたのか、たっぷりと寝た。窓の外に目をやると、今朝もよく晴れている。久しぶりの水星の太陽面通過は、もう始まっているはずだ。早速着替えして庭で機材を組み立て始めた(多分観測室からだと、ルーフの関係で最後の方しか撮影できない)。
 7:15頃から立木越しに太陽が見えてきた。170-500mmズームレンズ+1.5倍テレコンにTGv-Mを取り付けて向けてみる。ND400×2+ND2+PO1+R64でがっちり減光し、F11あたりでちょうどいい具合に見えてきた。よしよし。追尾開始してみると、案外極軸も合っている。よしよし。
 
 7:30頃から撮影開始。15分おきぐらいで録画を行う。子どもたちもちらっと覗いて「ふーーん」、かみさんも出勤前に覗いて「ふーーん」、じじばばも「ふーーん」。そりゃあまあ、これだけ小さくしか写ってなければ、言われて初めて「ふーーん」でしょうね。言われなきゃ気付かないわな…。
 
 撮影の合間に朝食を済ませ、さらに8cm屈折で写真撮影にもトライ。そんなこんなで無事第3・第4接触の時刻を迎え、ゆらめきの中に消えゆく水星の影を見届けた後、いそいそと機材を片づけて少し遅めの出勤となった。
 
 
・11月8日
 未明に予報されていた(22)Kalliopeによる9.1等星の掩蔽とXZ 6319(7.3等)の南限界線との現象時刻が1時間も離れていないため、あらかじめ接食観測ポイント(「やまじるしみそ」の南側の田んぼ)に布陣してから小惑星の掩蔽も監視することにした。
 まずは(22)Kalliopeの観測から。対象星が9.1等と明るいこともあって(いつもは11等台とかだもんね…)、月明かりも何のその、15cm反射で楽々導入。そのまま眼視で監視するも、当地では減光は認められず。ただ、比較的好天に恵まれた地域が多かったこととAstroArtsのサイトなどでも取り上げられたことも手伝って、各地で減光が観測されている。しかも、(22)Kalliopeの衛星Linusによる掩蔽も何と7地点で確認されており、「驚異的な」成果となる模様(詳細はこのリンク先の「せんだい宇宙館」星食のページを参照のこと)。
 お次は接食。持ってきたコーヒーとせんべいでしばしブレイクの後、いざ月へと望遠鏡を振ってみた。…あれ?7.3等星が見当たらないんですけど?先週の7.1等星は8cmでもとらえられたのにぃ〜。結局こちらは、薄明が始まったこともあって最後までXZ 6319をとらえることができずに観測終了。残念。
 
 
・10月31日
 さあ、お待ちかねの接食観測。ZC 3236(7.1等)の南限界線で、観測条件としてはまずまず標準的といえるもの。今回はいろいろ情報交換した結果、上田高校天文気象班の諸君と安曇野の宮下さんとともに共同観測ということになり、集合・打ち合わせの後早速布陣開始。どんどん雲が切れてきて、いい感じで現象時刻を迎えられそう…。
 私はと言えば、観測地(丸子地区・御岳堂界隈)が自宅から近いこともあって、15cm反射でのビデオ観測と8cm屈折での眼視観測による「1人2ポイント」を強行。設置・準備自体は何とか間に合ったのだが、昨今の運動不足もあってか(?)眼視ポイントまでの移動時間を見誤り、8cmではタッチの差で潜入を見逃した(らしい)結果1R。ビデオの方は一部始終を記録できた結果1D1Rが成立した。接食初体験の高校生諸君は10cm反射と13cm反射で挑むも「恒星確認できず」と残念な結果でしたが、宮下さんのポイントでは2D2Rをとらえられたので、後日併せて報告することになりました。
 
 
・10月29日
 今日は日曜日。このところ天候は安定している。月末に接食観測を予定しているので、その機材チェックを兼ねて手頃な星食を観測。18h10m台の7.5等8.7等の暗縁潜入だったのだが、準備開始が遅れてビデオの視野内に恒星を導入するのに手間取りそうだったため、そのまま眼視観測に突入→無事観測成立。
 それにしても…観測室に設置してある「WOODY PD」のHDDの調子が、この夏頃から時々宜しくない(写真のPC)。「今さら?」のWindows95機ながら、ビデオモニター兼PJP記録用(なのでGHS+Satkも利用可能)に割切って使う分には全く問題ないし、何と言ってもフロント側に映像/音声入力端子があるので使い勝手はかなりよい。が、今日の起動時もそうだったが、平均4〜5回に一回はOSが起動できずにscan diskに行ってる。とりあえずだましだまし使っていくべきか、それとも大事(?)に至らないうちに腹をくくってHDD交換→Win95再インストールするべきか…。
 
・10月16日
 日中からほぼ快晴だったので、夕飯もそこそこに(663)Gerlindeによる12.4等星の掩蔽を監視する。高度が十分なので、アンドロメダ座から辿り始めて大体の所までは導入できたが、どうにも目的星が暗いようでPr.40mmでは見えてこない。Masuyama25mmに差し替えてどうにか確認できた(しかし暗い…)。
 結果的には当地では「減光無し」だったが、せんだい宇宙館の早水氏によれば国内の複数地点で「減光有り」となった模様でめでたしめでたし。
 
 
・9月4日(深夜)
 夜中の天候は…と窓を開けてみたら概ね晴れているので、気になっていた(77)Friggaによる11.5等星の掩蔽を監視することに。若干の月明かりは残っているものの、何とか秋の星座の中から目的星を探し出し、少し多めに(最近の観測では、Friggaは連星系だという情報があったので)前後の時間をとって観測。結果は「減光無し」となったが、久々に観測できたのでヨシとしましょう。
 
 
・9月4日
 夕方から結構晴れ上がってきたので、久々に星食を観測した。この頃は夜になると雲が広がるという日が続いていたので、夕食も早々と済ませていざ観測小屋へ!
 まずはXZ27706(8.5等)の暗縁潜入。ビデオでは導入が間に合わなかったため、眼視+PJPで記録。続いてXZ27698(7.7等)の暗縁潜入…と思いきや、単なる接近。LOWの予報は、ここら辺が時々紛らわしい。でも、明縁すれすれに恒星が滑り抜けていく様子は何とかモニターできた。そして今夜のメインイベントとも呼べるXZ27736(4.7等)の暗縁潜入、こちらはさすがに楽勝でPCによるビデオ記録も完璧でした。ちなみに画面は写真のような感じ。クリックすると、結構重〜い動画(30MB位)が開きます…(^_^;)。
 しかし、残念ながら安定した晴れ間もここまで。この後の8.1等の潜入やさらにその1時間後の4.7等星の星食はいずれも雲にやられました。
 
 
・3月8日
 昨夜から星食(暗縁潜入)観測を兼ねて先月到着したTGV-Mの試写を行った。写りはまずまず。感度調節ができるって、すばらしい!
 で、今夜も晴れたので、21h過ぎの暗縁潜入をPC録画してから15cm反射を積み込んで出発した。ところが、松本駅を通り過ぎる頃から空は一面雲に覆われてしまった。結局現象時刻直前まで観測予定地(松本空港の近く)で待機したものの、回復の見込みがもてないため早々に帰宅。なんと上田はまだまだ晴れていた。なんつーかなあ…。
 
 
・1月21日
 久々のスピカによる接食が予報されていた。昨日までの天候のおかげで、夕方まで判断を待ったが、気象庁の予報などを見る限りは何とかなりそうだったので15cm反射とビューカムBOXを積んで出発。中央道に入り、駒ヶ根付近を通過する頃から早くも天候は快晴。何度か大学時代の後輩のT氏にも「快晴です」とメールを入れつつ知多半島へ入った。現地でも思ったほど風は強くないので、これなら観測への影響も少なそう。
 薄明開始の頃に極軸をあわせた。車を風除けにして組み上げた鏡筒を月に向けると、傍らにスピカが輝いている。この時点ではビデオでも余裕のコントラストだった。だが、さすがに日の出とともに朝日が背中から差し始めると、ゲインコントローラーのないビデオカメラではスピカはおろか月縁も青空に埋もれてきてしまった。
 ある意味予想通りの展開なので、スパッと眼視観測に切り替える。もちろん、人間の目で見る分には全く問題ない。青白いスピカが、終始月縁に負けない明るさで青空を背景にキラリと輝いていた。カラーで撮影できたら、とても印象的だろうなあ…。
 結局、現象としては1D1Rをとらえた。もう少し北寄りに布陣してもよかったか?と思いつつも、まあ晴れたんだから吉としよう。T氏の観測位置をGHS時計で割り出すついでに、機材も記念にパチリ。
 
 《おまけ》ですが、観測後は「ごんぎつね」などの作品で有名な「新美南吉記念館」を見学したり、その名もズバリ「ごんぎつねの湯」という温泉に入ったりして体を休めつつ無事帰ってきました。あ、温泉の売店でおみやげに「ごんぎつねどらやき」も買いました。
 
 
・1月7日
 先日に引き続き(748)SimeisaによるTYC1371-01980-1(12.1等)の観測にトライ。同一の小惑星だけに、視野への導入は楽勝だった。ただし、現象時の星高度が25゜ぐらいしかなく低めだったために、ルーフにかかって見えない可能性を考慮して観測小屋の前に15cm反射を組み立てて保険をかけた。ところが、半月とはいいつつも月明かりのある中で12等星の星像をとらえるのはなかなか厳しく、ノイズに近い星像しか見えない。これでは減光の有無を判定しようがない。現象まで残り15分を切った時点でCN212での導入を試みる。幸いルーフの上に昇ってきてくれていたので、予習の効果もあってものの5分とかからぬうちに導入成功。ただ、やはり21cmでも結構厳しい暗さだった。
 「うーん、消えたのかな?」という、今イチ自信がもてない状況。かくしてその成果は?(どうやら、減光をとらえたことは間違いない模様:後日談)
 
 
・1月5日
 夕方5.5等星の潜入観測に挑む。これが今年初観測、しかもビデオ観測成立だあ!となる予定が、まさにあと10数秒というところで雲の通過にかき消されて×。その後19h38m過ぎの7.9等星の暗縁潜入でなんとかリベンジし、初観測成立。こちらはGHS時計とPJPによるキータッピング法で観測した。PJPのデータは、そのまま画像として保存しておくのがお手軽だ。
 深夜には(748)Simeisa−TYC1371-01392-1(10.8等)の観測にトライ。通過と思われるものの、一番肝心な時間帯(接食でいうところの中央時刻)には雲の通過に阻まれているので、本当に通過だったのかちょっと不安な部分もある。
 
 

 
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